母乳で赤ちゃんを育てたいと考えるママにとって、「さく乳器」はとても便利なアイテムです。
しかし「さく乳器」は、すべてのママが必要になるアイテムではありません。
この記事では、ピジョン「さく乳器」母乳アシスト Pro Personal(プロ パーソナル)を購入して使った口コミ!と、「さく乳器」選びのポイントを紹介しています。
- さく乳器を「選ぶポイント」がわからない
- さく乳器は「どんなとき」に必要になるか、知りたい
- さく乳器を出産前に準備しようか、検討している
- さく乳器は「どんなとき」に必要?
- さく乳器は「いつ」買うのがいい?
- 「さく乳器」選びのポイントは5つ!
- 「さく乳器」選びのポイント① 搾乳の頻度
- 「さく乳器」選びのポイント② 母乳の量(哺乳瓶の容量)
- 「さく乳器」選びのポイント③ 肌に触れる部分の素材
- 「さく乳器」選びのポイント④ 哺乳瓶のブランド
- 「さく乳器」選びのポイント⑤ 予算(金額)
- さく乳器は「電動」と「手動」どっちがいい?違いは?
- ピジョン「さく乳器」母乳アシスト【電動3タイプ比較】
- Handy Fit(ハンディフィット)
- Pro Personal(プロパーソナル)←購入したもの
- Pro Personal+(プロパーソナルプラス)
- なぜ『ピジョン さく乳器 母乳アシスト 電動Pro Personal(プロパーソナル)』を選んだ?
- 【この機能が良かった♪】ピジョン「さく乳器」母乳アシスト 電動Pro Personal(プロパーソナル)口コミ
- 【写真で洗うパーツの紹介】ピジョン「さく乳器」母乳アシスト 電動Pro Personalの消毒
- ピジョン「さく乳器」母乳アシスト 電動Pro Personal(プロパーソナル)まとめ
さく乳器は「どんなとき」に必要?
さく乳器が必要に感じるときや理由は、ママによってさまざまです。
- 赤ちゃんが入院していて、直接母乳をあげられない
- 授乳で乳首に傷ができて痛い
- ママが母乳をあげられない(保育園、仕事、ママの体調不良)
- おっぱいの張りが気になる(乳腺炎の予防)
- 吸い付きにくい乳首の形をしている(陥没乳頭・扁平乳頭)
私は片方のおっぱいが陥没乳頭です。
赤ちゃんも吸い付きづらいのがわかるのか、陥没乳頭の方のおっぱいを飲み始めてしばらくするといつも嫌がり、授乳を始めたころから苦戦しました。
陥没乳頭のおっぱいは飲み残しが出やすかったので、授乳後に毎回「さく乳器」を使い、母乳を出し切るようにしていました。
電動「さく乳器」はおっぱいに当ててしまえば片手で搾乳できたので、面倒に感じることなく産後3カ月半、しっかり搾乳を続けられました。
さく乳器は「いつ」買うのがいい?
冒頭でも述べましたが、「さく乳器」は、全てのママが必要になるアイテムではありません。さく乳器の購入は、出産を終えて「必要な状況になってから」で十分です。
なぜなら、産後のママの母乳の出方によって「さく乳器」選びで優先したいポイントに違いが出てくるからです。
とはいえ、産後のママと赤ちゃんは、しばらく外出できるような状況ではありません。産後に「さく乳器」が必要になったら、
- 誰か(パパや祖父母)に頼んで「実店舗」で買ってきてもらう
- 「ネットサイト」で買う
の、どちらかの方法で購入することになります。
それと、もう1つ確認しておくといいのは、病院の売店です。
病院の売店には、実店舗にはないメーカーの「さく乳器」が販売されている場合があります。
出産予定の病院・産院に売店がある場合は、妊婦健診に行ったついでに
- 売店にある「さく乳器」の確認
- 産後に役立ちそうな「育児お助けグッズ」の確認
を出産前にしておくのがおすすめです。
「さく乳器」選びのポイントは5つ!
さく乳器を選ぶポイントは5つあります。
「さく乳器」選びのポイント① 搾乳の頻度
「どれくらいの頻度で搾乳をする予定ですか?」
週に1〜2回の搾乳ですむ場合は、「手動」のさく乳器でも十分です。
週に1〜2回より多く搾乳する場合は、迷わず「電動」タイプがおすすめです。
さく乳器は「電動」と「手動」どちらがいい?について、後の項目で詳しくまとめています。
(↑クリックすると、項目にジャンプします)
「さく乳器」選びのポイント② 母乳の量(哺乳瓶の容量)
「どれくらいの母乳量を搾乳したいですか?」
手動の「さく乳器」を1回握って離すことで出る母乳量は、そう多くはありません。
赤ちゃんが生まれて間もない頃は、一度にたくさんの母乳を飲めませんが、生後1ヶ月もすると、個人差はありますが一度に飲める母乳の量がかなり増えます。
ミルクだと、生後1カ月頃には一度に120ml程度のミルクが飲めるようになります。
さく乳器を買うときは、「電動か手動か」だけでなく、さく乳器に付属の哺乳瓶の容量もチェックしましょう。
さく乳器の中には、付属の哺乳瓶が100mに満たない「さく乳器」もあります。
「さく乳器」選びのポイント③ 肌に触れる部分の素材
肌に当たる部分の素材って、けっこう大事です。

購入したピジョンの電動「さく乳器」は写真のように、吸引部分にシリコン素材の枠があり、おっぱいにしっかり密着するので搾乳しやすかったです。

さく乳器をいくつか試しているときに、吸引部分の肌に当たる部分が「プラスチック」のものだと、気になることがありました。
- おっぱいが密着しづらく、強めの圧をかけないと搾乳できない
- 何度も搾乳することで「かゆみ」を感じることがあった
「さく乳器」選びのポイント④ 哺乳瓶のブランド
搾乳を終えたら、哺乳瓶の飲み口につけかえるだけで赤ちゃんに授乳できるからです。
ピジョンの電動「さく乳器」の良さを実感してから購入しましたが、さく乳器が必要になる前から、哺乳瓶はピジョン『母乳実感』を使いたいと考えていました。
別で購入したピジョン『母乳実感』の「ガラス製の哺乳瓶」にもサイズがピッタリで、どの哺乳瓶でも搾乳ができて便利でした♪


「さく乳器」選びのポイント⑤ 予算(金額)
「さく乳器」えらびの最後のポイントは予算です。育児は先々お金がかかるので、予算も大事です。
予算を決めるときに、単に価格の高い安いで判断するのではなく、使用頻度を踏まえたコスパを考えるといいですよ!

次の項目、さく乳器は「電動」と「手動」どちらがいい?を丸ごとジャンプしたい方はこちら
(↑クリックするとジャンプします)
さく乳器は「電動」と「手動」どっちがいい?違いは?
さく乳器は大きく分けて「電動タイプ」と「手動タイプ」の2つがあります。
どちらのタイプがおすすめかは、搾乳する頻度がポイントになります。
電動「さく乳器」のメリット・デメリット
●自動で搾乳できるので、手が痛くならない・負担が少ない
●手軽にできるので、搾乳中に携帯を見たりする余裕がある
●短時間でしっかり搾乳できる
●高機能(吸引の強弱・リズムが選べる)
△手動に比べて高価格
△持ち運びにやや不向き(コンセント・電池が必要で重め)
手動「さく乳器」のメリット・デメリット
●低予算で購入できる
●軽くてコンパクトなものが多い(持ち運びに便利)
●モーター音がなく静か
△ハンドルを握ったり離したりを繰り返すので、搾乳で手が疲れる
△頻繁に「さく乳器」を使う場合、腱鞘炎になる可能性もある
出産してから退院するまでに、病院で手動・電動の「さく乳器」をいくつか試した中で、ピジョン『さく乳器 母乳アシスト Pro Personal 』が一番良かったんです。
買うときに「ちょっと高いな〜」という気持ちも正直なところありましたが、必要性を感じ購入を決めていました。
新生児の頃は平均して1日8回程度授乳します。私のように1日に何度も搾乳する必要がある人は、絶対に「電動タイプ」がおすすめです。
Medela メデラ 手動搾乳機『Harmony(ハーモニー)』も試しました。

病院でピジョンの電動「さく乳器」を試す前に、メデラの『ハーモニー』も試しました。
『ハーモニー』はハンドルの向きを変えることで、おっぱいにかかる圧を簡単に調整できたり、さく乳器自体が軽量で使用感はとても良かったのですが、搾乳頻度が多い私には不向きでした。
ハンドルを握ったり離したり…を何回もしなくてはならないので、3回目くらいの搾乳で手が疲れてしまい「手動はとてもじゃないけど、続けられない・・・」と思いました。
搾乳頻度が少ないママにはおすすめです。
ピジョン「さく乳器」母乳アシスト【電動3タイプ比較】
ピジョン「さく乳器」母乳アシストの電動は、
- Handy Fit(ハンディフィット)
- Pro Personal(プロパーソナル)←購入したもの
- Pro Personal+(プロパーソナルプラス)
の3タイプあります。それぞれの特徴をまとめました。
Handy Fit(ハンディフィット)

出典:ピジョン ホームページ
定価 | 税込9,680円(2020年8月時点) |
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「準備ステップ」の吸引圧 | 1段階のみ |
「さく乳ステップ」 | 強弱6段階のみ(さく乳モードの選択不可) |
専用アプリ『Pigeon Switch(ピジョンスイッチ)』 | 非対応 |
「準備ステップ」から「さく乳ステップ」の切替 | 手動でダイヤル切り替え |
電源 | 電池(単3電池2本) |
Pro Personal(プロパーソナル)←購入したもの
定価 | 税込16,500円(2020年8月時点) |
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「準備ステップ」の吸引圧 | 強弱2段階 |
「さく乳ステップ」 | さく乳モード3種類 & 強弱6段階(専用アプリで、3つの吸引リズムをさらに追加可能) |
専用アプリ『Pigeon Switch(ピジョンスイッチ)』 | さく乳器をスマホからリモコン操作可能。母乳ストック・授乳の記録機能あり。 |
「準備ステップ」から「さく乳ステップ」の切替 | 自動 |
電源 | ACアダプター使用(充電式バッテリーは別売り) |
Pro Personal+(プロパーソナルプラス)

出典:ピジョン ホームページ
定価 | 税込27,500円(2020年8月時点) |
---|---|
「準備ステップ」の吸引圧 | 強弱2段階 |
「さく乳ステップ」 | さく乳モード3種類 & 強弱6段階(専用アプリで、3つの吸引リズムをさらに追加可能) |
専用アプリ『Pigeon Switch(ピジョンスイッチ)』 | さく乳器をスマホからリモコン操作可能。母乳ストック・授乳の記録機能あり。 |
「準備ステップ」から「さく乳ステップ」の切替 | 自動 |
電源 | ACアダプター使用(充電式バッテリー含む) |
なぜ『ピジョン さく乳器 母乳アシスト 電動Pro Personal(プロパーソナル)』を選んだ?

電池が必要な点、「準備ステップ」の強弱が選べない点が気になりました。
『Handy Fit(ハンディフィット)』は自宅だけじゃなく外出先でも搾乳する予定があるママにおすすめです。

「両胸同時さく乳」ができる点は、母乳量が少ない私にとって、そこまで魅力的に感じませんでした。
また「両胸同時さく乳」機能を除いて考えると、機能面では『Pro Personal(プロパーソナル)』と同じだったため、『Pro Personal(プロパーソナル)』を購入することにしました。
『Pro Personal+(プロパーソナルプラス)』は「両胸同時さく乳」で搾乳時間をより短縮したいママや、母乳量が多いママにはおすすめです。
最終的に選んだのは
です。
「準備ステップ」と「さく乳ステップ」で選択できる吸引圧・モードが豊富な点。
また、おっぱいのあてるだけで自動で搾乳できる点がとても魅力的で、機能面と使用頻度を考えて価格も納得できたので購入しました。
【この機能が良かった♪】ピジョン「さく乳器」母乳アシスト 電動Pro Personal(プロパーソナル)口コミ
赤ちゃんここちリズム
ピジョンの電動「さく乳器」には、赤ちゃんの飲み方からヒントを得た「赤ちゃんここちリズム」が採用されています。
おっぱいが張ってしまった時でも「赤ちゃんここちリズム」を使うと、やさしいリズムから搾乳できて助かりました。
おっぱいの状態に合わせて「さく乳モード」と「強弱」が選べる
「準備ステップ」の吸引圧は強弱2段階、「さく乳ステップ」はさく乳モードが3種類 & 強弱6段階から選んで搾乳できます。
おっぱいの状態に合わせて搾乳の「強弱」と「さく乳モード」が選べたので、快適に搾乳を続けられました。
ボトルスタンド(哺乳瓶の台)
「さく乳器」に付属の哺乳瓶はプラスチック製で軽いので、このボトルスタンドに立てないと、「さくにゅう口」と「本体」の重みで転がってしまい自立しません。

市販のガラスの哺乳瓶に「さくにゅう口」と「本体」を付ける場合は、ガラス瓶の重さがあるので、ボトルスタンドなしでも自立します。
【写真で洗うパーツの紹介】ピジョン「さく乳器」母乳アシスト 電動Pro Personalの消毒
ピジョン『さく乳器 母乳アシスト Pro Personal 』で搾乳した場合の「洗い物」を、写真で紹介します。
搾乳後に洗うパーツは何個ある?
「さく乳器」を立てるボトルスタンド(7番)や、哺乳瓶のキャップ(11番)を含めて、搾乳後に洗うパーツは11個です。

8〜11番は哺乳瓶の洗い物なので、「さく乳器」を使うことによって増える洗いものは1〜7番までの7個です。
搾乳に慣れると洗って消毒するのも、パーツを組み立てるのも簡単で、購入前に心配していた負担はありませんでした。
ピジョン「さく乳器」のパーツの消毒方法
搾乳後はまず「ピジョン 哺乳びん野菜洗い」などの哺乳瓶洗剤で洗います。
それから「煮沸消毒・薬液消毒・電子レンジ消毒」のいずれかで消毒します。

薬液消毒は、高温がNGな素材も消毒できるメリットがあります。
一方で「煮沸消毒・電子レンジ消毒」は、短時間で消毒ができるので、哺乳瓶の数が少なくてもいいというメリットがあります。
ピジョン「さく乳器」母乳アシスト 電動Pro Personal(プロパーソナル)まとめ
「さく乳器」の購入…とくに電動の「さく乳器」となると、価格もそれなりにするので、悩みますよね。
この記事が少しでもあなたの「さく乳器」選びのお役に立てたなら嬉しいです♪
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

