妊娠する前にやっておけばよかった…
妊娠してから後悔しないために
「赤ちゃんが欲しい・・・」
少しでもそう思ったあなたに、始めてほしい準備があります。
この記事では、私自身の経験から妊娠前に準備しておいて良かったこと、妊娠前に準備せず後悔したことを紹介しています。
- 赤ちゃんが欲しい人
- 妊活中の人
- 将来を考えるパートナーがいる人
- 自分の人生を大切にしたい人
- 妊娠する前に何から始めたらいいか知りたい人
妊娠前の準備って?
「赤ちゃんが欲しい=妊活する」のような印象もありますが、妊活する前に済ませておいて欲しい妊娠前の準備があるんです。
私自身、妊娠前にしておくべき準備が、具体的にあったなんて知らず
と後悔したことがいくつかありました。
この記事にたどり着いた「あなた」には、後悔して欲しくないので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです♪
妊娠前に準備しておいて良かった5つのこと
①生理日の記録
あなたは「前回の生理開始日」がいつだったか、答えられますか?
妊娠して産婦人科を受診すると、医師から前回の生理開始日を確認されます。
なぜかというと、出産予定日を計算するのに「前回の生理開始日」と「生理周期」が必要だからです。
この出産予定日の算出方法は「月経周期が28日の場合」を基準にしているので、月経周期が28日より長かったり、月経の周期が一定ではない生理不順だったりすると出産予定日は大きくずれていきます。
②虫歯治療・ホワイトニング
妊娠する前に「自分がしたいこと、お金がかかりそうなことはやっておきたい!」と思って始めたことの1つがホワイトニングでした。
ホワイトニング治療は口に薬剤を入れておこなうので、妊娠中〜出産後の授乳時期はできないからです。
ホワイトニングだけでなく、虫歯治療も治療によっては麻酔などの薬剤が必要になるので、虫歯治療やホワイトニングは妊娠前に済ませておけると安心です。
私は虫歯治療後も、妊娠前は定期的に歯のクリーニングに通っていました。
歯のクリーニングでは、自分では気づかない歯磨きの癖(磨き残しやすい箇所)や、効果的なフロスの使い方を教えてもらえました。おかげで妊娠中は、自分でしっかり歯のケアができました。
また、自治体でもらった『親子ではじめる 歯の健康miniブック』という冊子に、妊娠中の歯の健康について気になることが書いてありました。
- 妊娠中はホルモンバランスの変化で歯周病菌が増えやすく、歯肉炎になりやすくなる
- つわり時期は一度にたくさん食べられず、食生活が不規則になったり、口に歯ブラシを入れるだけで気持ち悪くなり、歯磨きが不十分になりやすくなる
- 歯周炎によって流産・早産のリスクが高まる
- むし歯菌はお母さんから赤ちゃんにうつりやすい
引用元:『親子ではじめる 歯の健康miniブック』より抜粋
虫歯治療は妊娠前に済ませて、口の中をキレイにおくのがおすすめです。
③定期的な運動習慣
ハードな運動じゃなくても、筋力維持する程度の運動をして「体力」をつけておくと、出産の時も、そのあとの育児でも楽になります。
出産は、陣痛が始まってから赤ちゃんが生まれるまで半日以上もかかる大仕事だからです。
出産が高齢出産になるとわかっていた私は、妊娠する数年前から週に3回ほど、ハンモックヨガとピラティスのレッスンにスタジオに通って「筋力維持」をしていました。
妊娠してからは、お腹の赤ちゃんへの影響を考えてスタジオでのレッスンはやめてしまいましたが、出産で入院するまで、マタニティヨガのDVDを見て「自宅ヨガ」を続けていました。
④子宮がん検診
あなたは「子宮がん検診」に行っていますか?
初めての「子宮がん検診」は恥ずかしさもあるかもしれませんが、検診には行っておいた方がいいです。
あなたの身体は、あなた自身が管理して大切にするしかありません。
⑤貯金
妊娠〜出産・育児スタートの時期は、まとまったお金が必要になります。
- 妊娠中の通院費(妊婦健診は補助金あり)
- 出産のための入院費(出産育児一時金の補助金あり)
- マタニティウェアの購入
- ベビー用品の購入
上にあげたものは大まかな項目です。
妊娠してからも体調がいい場合は産休に入るギリギリまで働けますが、ギリギリまで働けた場合でも、女性はしばらく働けない時期があるので、貯金は生活費も含めて妊娠前にしておくのがおすすめです。
【重要】妊娠前に準備せず後悔した3つのこと
①風疹の予防接種・抗体検査
風疹の抗体があるかは、母子手帳を確認するか、病院で抗体検査を受けるとわかります。
どうしてこんなに必死かというと、妊娠中に母体が風疹にかかると、生まれてくる赤ちゃんに影響が出るからです。
風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが出生することがあります。(妊娠1ヶ月でかかった場合50%以上、妊娠2ヶ月の場合は35%などとされています)。
妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、特に流行地域においては、抗体を持たない又は抗体価の低い妊婦は、風しんが発生している地域では、可能な限り不要不急の外出を避けていただき、やむを得ず外出をする際には可能な限り人混みを避けていただくなど、風しんにかからないように注意してください。
また、妊婦の周りにいる人(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)は、風しんに感染しないように予防に努めて下さい。
また、風疹の予防摂取はしっかりした抗体を得るために「2回の予防摂取」が推奨されていますが、年代によっては1回しか予防接種をしていなかったり、1回も予防接種をしていない年代もあるんです。
私は過去に1回しか受けていない年代に該当しました。
「大人になってから2回目の風疹予防接種をしなくちゃ…」とずっと思っていたのですが、仕事が忙しく、予防接種をしたのか、はっきり覚えていませんでした。
その結果、妊娠がわかってから、血液検査で「風疹の抗体」があるかを調べました。
風疹の予防接種は、妊娠後は受けられません。また、風疹の予防摂取を受ける場合は、予防摂取前に1カ月、予防接種後は2カ月の避妊が必要になります。
この避妊しなくてはいけない数ヶ月は、少しでも早く赤ちゃんが欲しいと思う方にとっては長い期間です。
ですから赤ちゃんが欲しいと思ったら、旦那さんも一緒に早めに予防接種を受けに行くのがおすすめです。
②葉酸サプリの摂取
葉酸サプリって、妊娠してから飲めばいいと思っていませんか?
でも、妊娠がわかってから葉酸サプリを飲み始めるのでは遅いんです。
胎児の脳や脊髄(せきずい)のもとになる「神経管」は、妊娠6週ごろ(受精後4週ごろ)までに完成することがわかっています。この神経菅の一部がうまく閉じなかったためにおこる胎児の先天異常が神経管閉鎖障害です。
葉酸は細胞増殖に関わる栄養素で、母体が妊娠前から十分に葉酸を摂ることで、神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができます。
葉酸サプリはいつから飲み始めればいい?
妊娠前から十分に…って具体的にいつから飲めばいいかというと、
神経管閉鎖障害のリスクを減らすために、厚生労働省は妊娠の1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までの間の葉酸摂取を推奨しています。
どれくらいの量の葉酸を摂ればいい?
通常、18歳以上の女性は食事から240ug/日の葉酸摂取を推奨されています。
妊娠を考える女性は、妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までの間は、食事からの240ug/日とは別にプラス400ug/日の葉酸摂取が推奨されています。
葉酸は加熱に弱く、摂取しても体に蓄積されにくいので、サプリメントなどでの補給がおすすめです。
私は妊娠4週を数日すぎた頃に受診して妊娠がわかり、帰りに慌ててドラッグストアで葉酸を買って飲み始めました。
赤ちゃんに何かあったらどうしよう
初めての妊娠で、不安でいっぱいな日々を過ごしました。
そうならないために、赤ちゃんが欲しい…と妊娠を計画し始めたら、葉酸を摂る習慣をつけてください。
③医療保険の加入・見直し
あなたが妊娠に備えて医療保険を考えているのなら、妊娠する前できるだけ早いうちに保険の窓口に話を聞きに行くのがおすすめです。
なぜかというと、妊娠すると医療保険に加入・見直しがしづらくなるからです。
検査で婦人科系でひとつ気になる数値がみつかり、医師の指示のもと、数値をさげるために薬を飲み始めたころでした。
医療保険の申し込み時点で虚偽があっては契約できない(万が一申し込めても、あとで発覚したら保険金が出ない)ので、薬を飲み始めたことを保険スタッフに正直に申告して、医療保険の申し込みをしましたが、第一希望の保険内容の医療保険には加入できませんでした。
また手厚い保険内容にしようとすると、毎月の保険額が高くなってしまいます。
第一希望の保険に入れず、その後いくつか保険プランを提案されましたが、第一希望の保険内容での保険料と比べると納得いかず、最終的に最低限の備えとして「都道府県民共済の保険」に加入しました。
一般的に出産で自然分娩(経膣分娩)の場合は保険対象外ですが、帝王切開は保険対象になります。出産の際に自然分娩か帝王切開かを自分で選ぶことはできないので、医療保険に入っておけたら安心です。
保険内容に特別な条件がつかない状態で加入するには、妊娠する前の健康なときに医療保険に加入・見直しするのがおすすめです。
【まとめ】妊娠する前に済ませておきたい妊娠前の準備
最後に。
- 風疹の予防接種・抗体検査
- 葉酸サプリの摂取
- 医療保険の加入・見直し←妊娠する前、身体の不調が見つかる前に!
- 虫歯治療、ホワイトニング
- 生理日の記録
- 子宮がん検診
- 定期的な運動習慣
- 貯金
- ブライダルチェック(必要であれば)
妊娠前からできる準備は、どれも済ませようと思うと時間がかかるものばかりです。
妊娠前の私は仕事が楽しくて、赤ちゃんがいたらいいな…と思っても、すぐに妊活する気持ちにはなれなかったのですが、妊娠前の準備を少しずつ済ませることでママになる「心の準備」を少しずつ育めたように思います。
この記事が読んでくださったあなたのお役に立てたら嬉しいです♪