初夏から夏にかけて、日差しが気になる季節。
子供とお出かけする時の「熱中症予防」に、軽くて通気性のいい麦わら帽子は出番が増えるアイテムです。
でも子供っていっぱい汗をかくので、麦わら帽子のおでこに当たるところが、汗でビショビショになって気になりませんか?
この記事では、子供の麦わら帽子のお手入れ方法と長持ちする保管方法、季節のはじめにやっておくと便利な麦わら帽子の汗ジミ対策をご紹介しています。
子供の麦わら帽子、どうやって「お手入れ」する?
麦わら帽子の素材は何?
本来、麦わら帽子は「麦稈真田(ばっかんさなだ)」と呼ばれる素材を編んだもののみを指していました。
現在では「麦わら」以外の天然素材や合成素材を使った麦わら帽子がたくさんあり、素材によって価格帯もさまざまです。
ペーパーヤーンとは、その名の通り「紙由来の素材」で、針葉樹からできた木材パルプの繊維で作った「紙」を、細長くテープ状にカットして作った糸のことです。
ペーパーヤーンは耐水性も強度も高い素材ですが、紙なので洗濯できません。
また、ほとんどの麦わら帽子の素材である「天然素材」は丸洗いできません。
万が一洗濯してしまうと、麦わら帽子が型崩れするだけではなく、天然繊維が破損してしまうので、自宅での丸洗いはやめておきましょう。
麦わら帽子のお手入れ方法は「パーツ」によって変えよう
麦わら帽子のお手入れ方法は、大きく分けて2通りに分けられます。
1つは、麦わら帽子の「編んである部分」の天然素材のお手入れ。
もう1つは、麦わら帽子の「リボン」や「スベリ」の布部分のお手入れです。
麦わら帽子の「編んである部分」のお手入れ
麦わら帽子の汚れでとくに気になるのは「スベリ」の汗汚れ。「編んである部分」で気になるのは、麦わら帽子の網目にひっかかったホコリやゴミ汚れです。
「編んである部分」の基本のお手入れはブラッシング。洋服ブラシ、もしくは歯ブラシを使って、麦わら帽子全体を縫い目に沿ってブラッシングします。
定期的にブラッシングしたり、砂場や海辺から帰ったらブラッシングするようにすると、麦わら帽子をキレイに保てます。
麦わら帽子の「スベリ」のお手入れ
「スベリ」は汗をかくと汚れやすい部分。使用後、できるだけ早くお手入れをすることが長持ちさせるコツです。
「スベリ」のお手入れは、水で濡らしたタオルを固く絞り、染み抜きをする要領で、トントンたたくように汚れをたたき出して拭き取ります。
汗は水で十分にきれいになります。汗ジミがひどい場合でも「たたいて拭く」を丁寧に何度か繰り返すと、水だけでキレイになります。
また、臭いが気になる場合は、消臭・防臭スプレーで湿らせたタオルでふき取ると、臭いが気にならなくなります。
麦わら帽子の「リボン」のお手入れ
ブラッシング後は「スベリ」と同様に、水で濡らしたタオルを固く絞って、たたくように拭きとります。
麦わら帽子の保管方法
次のシーズンまで長期間保管する場合は、麦わら帽子をお手入れしてから、陰干しでしっかり乾かします。
その後、麦わら帽子の中に「丸めた新聞紙」を入れ、ホコリがかからないよう通気性のいい箱、もしくは紙袋・不織布を被せ、湿度の低い、風通しのいい日陰で保管します。
保管場所の湿度が気になる場合は、麦わら帽子と一緒に「乾燥剤」を入れておくと安心です♪
子供の麦わら帽子にやっておきたい「汗染み対策」
子供って、ビックリするくらい汗をかきますよね。
汗が気になる「スベリ」を麦わら帽子をかぶせる度に、たたき拭きしてお手入れするのは、時間も手間もかかって大変!
少しでもお手入れの手間を省くには、麦わら帽子の「スベリ」に汗ジミや汚れを防ぐテープ 消臭・制菌ライナー『エリプリ』
『エリプリ』を貼っておけば、汚れたら剥がして洗うだけで簡単です。
麦わら帽子が雨などで濡れてしまったら
水に濡れることはNGの麦わら帽子。
万が一、雨などで濡れてしまったら表面の水分を、乾いたタオルに吸い取らせるようにかるく押しあてて水分をとり、形を整えて陰干しで時間をかけて乾かします。
麦わら帽子は「お手入れ次第」で快適に長く使える
一年でいちばん暑い時期に活躍する麦わら帽子。お手入れ次第で麦わら帽子は長持ちします。
こまめにお手入れした清潔な麦わら帽子で、子供とたくさんお出かけしましょう♪