「妊娠したら、いつまでアイリストの仕事ができるんだろう・・・」
赤ちゃんが欲しいと思い始めたら、一度は考えることじゃないでしょうか?
とくに自営でアイリストをしていて初めての妊娠だと、
「妊娠中、自分の体調がどう変化するか、全くわからない・・・」
「自分に何かあっても、大切なお客様の施術を代わってもらえる人がいない・・・」
「予約いただいているお客様に、迷惑をかけるんじゃないか・・・」
と、いろいろ不安に感じることがありますよね。
そこでこの記事では、自営アイリストが妊娠したら、いつまで仕事できる? 妊娠中の注意点についてご紹介しています。
アイリストが妊娠したら、いつまで仕事できる?
いつまで働けるかは、正直なところわかりません。
なぜなら「いつまで働けるか」は個人差がかなりあって、妊婦さんの体調次第だからです。
「つわり」がひどい妊婦さんだと、お客様の施術をしている最中に「うっ…」とツラくて施術自体がままならない場合もありますし、お腹が大きくなってくると、アイリストの仕事中の姿勢がツライ場合もあります。
またアイリストの仕事は「集中力」が必要な仕事ですが、妊娠中は疲れやすく眠たくなりやすいので集中力が落ちます。他にもむくみや腰痛、頻尿など、妊娠中の妊婦の体調変化はさまざまです。
妊娠中は母体最優先にしながら、31週(妊娠8ヶ月いっぱい)まで働いていました。
マツエクは妊娠中の胎児に影響がある?
妊娠中にマツエクをしても、お腹の赤ちゃんに直接的な影響はないと考えられています。
「考えられています」と曖昧なのは、妊娠中のマツエクについてのデーターがないため、100%マツエクが安全とは言い切れないからです。

アレルギーもないですし、肌が弱いといったこともありません。
アイリストが妊娠中に注意したこと4つ
とにかく母体最優先です。
妊婦さん自身の体を労わることが、お腹の赤ちゃんを大切にすることにつながります。
① 予約間隔をあける
妊娠してから、疲れやすく集中力が途切れやすくなったので、予約間隔を通常より「プラス30分」あけるようにしました。
予約間隔をあけると施術できる人数が減ってしまうので「売上げが下がる」のですが、お客様に迷惑をかけることだけは避けたかったので、時間に余裕をもつようにしました。
30分あけることで「時間の焦りからくるストレス」も溜まりませんでしたし、眠気がひどい時には、ベットで少し横になって仮眠をとったりすることもできました。
② 休憩する&水分補給はこまめに
予約と予約のあいだの休憩では、「常温の水」か「ノンカフェインの温かい飲み物」での水分補給を心がけていました。
妊娠中はお腹の赤ちゃんのためにも水分が必要になるので、普段よりも水分補給を意識するよう、医師からアドバイスされていたからです。
③ トイレを我慢しない
トイレを我慢しなくていいよう、休憩時間には必ずトイレに行っていました。
とくに妊娠後期にお腹が大きくなってくると、膀胱が圧迫されるので、トイレが近くなります。
まつげの施術は1時間半程度かかるので、休憩時にトイレに行きたくなくても、行っておく習慣をつけるといいと思います。
④ ときどき思い切り「伸び」てみる
アイリストの仕事って、肩や首が凝りますよね。
施術中でもときどき思い切り「伸び」をしたり、首を回したりして、肩や首のコリをとるようにしていました。
お客様に妊娠報告をしよう
アイリストの仕事は、お客様が指名してくださって「やりがい」がある一方で、お客様の施術を任せられている責任もあります。
「施術ができなくなること」をお客様に早めに伝えておかないと、お客様に迷惑をかけることになります。
いつ妊娠報告する?
自営のアイリストは、妊娠中の体調不良や万が一のときでも代わってくれる人がいません。
まつげの施術を楽しみに予約してくださっているお客様に迷惑がかからないよう、余裕を持って妊娠報告をしておいた方がいいと思います。
妊娠報告で伝えておくべきことは?
妊娠中は疲れやすさや眠気から集中力が落ちるだけでなく、お腹が大きくなってくると施術中のポジションが少しずつ変わります。それによって、施術時間が通常より「長く」かかってしまいます。
お客様の予約時間に余裕をもっていただくようお伝えしておくと、お客様もアイリストも落ち着いて時間を過ごせます。
妊娠中といえども「自分の体調が原因でお客様の予約をキャンセルする」ことはしたくないと思うのですが、妊娠中、体調に急に何があるかわかりません。
万が一の場合には、お客様からいただいた予約のキャンセルがあることも、しっかり伝えておくと安心です。
お客様とコミュニケーションがしっかり取れて「信頼関係」が築けていたので、出産に入る直前まで施術に来てくださいました。
自営アイリストが出産までに考えておきたいこと
出産後、アイリストの仕事を続ける?
出産後も自営のアイリストの仕事を続けますか?
仕事を「続ける」場合と「やめる」場合で、出産までに考えておきたいこと(必要な準備)に違いがあります。
- 出産で働けない間の「店舗物件の家賃・光熱費」の確保
- 産後の仕事復帰でお客様に来ていただくための準備
- 産後の赤ちゃんのお世話
(保育園?ベビーシッター?母乳?ミルク?) - 万が一、お客様の予約がある状況で、赤ちゃんの具合が悪くなったらどうするか
- 「自営アイリスト」という働き方をやめて、アイリストとして就職する
- 店舗物件の解約・引っ越し
(タイミングは?妊婦一人だけでできる?) - アイリストの仕事自体をやめる
- 自営だと出産手当金・育児休業給付金がもらえない
→育児中の費用はどうする?
とくに産休に入る前のお腹が大きくなった状態で「店舗物件の引っ越し」が必要な場合には、妊婦さん自身の体調に余裕をもった予定を組んでおかないといけません。
最終的にどうした?
産後「仕事」をどうするか、結論を出すまでにとても時間がかかりました。
最終的には、
- 身寄りが近くにおらず、万が一の時のサポートに期待できないこと
- 産後も産前のような営業時間・勤務日数で仕事をするのは難しいこと
→産前のままの店舗立地で家賃を払いながら、売上げを確保していくことが困難。 - 産後に仕事を再開するときは、赤ちゃん優先で仕事がしたい
以上が決め手になり、「店舗物件の解約・引っ越し」をして、産後いつから働くか期限を決めずに育児に入りました。
「産後一年以内に赤ちゃんを保育園に入れることを決めている方で、産休中の店舗家賃を確保できる方」
は店舗物件を解約せずにいた方が仕事復帰&保育園に入園しやすい場合もあります。
保育園について
保育園に入園しやすい条件は、地域によって異なります。
自営は「保活に必要な点数」が、お勤めの方に比べて低いです。産休中も店舗家賃を支払い続けていることが点数の加点にどれくらいつながるか、自治体に確認しておきましょう。
店舗物件を維持するか、解約するか
産後一年以内の仕事復帰を決めていて、店舗家賃が高くない場合は、産休中も店舗家賃を払い続けて維持していた方が、仕事復帰がスムーズにできます。
店舗物件を一度解約すると、産休中の家賃はかかりませんんが、仕事復帰するときに、仕事をする場所から探し始めなくてはいけません。
まとめ
自営アイリストが妊娠出産という状況に直面しても、同じ境遇のアイリストって、なかなか見つけられないと思うんです。(以前の私がそうでした。)
この記事が、妊娠を考える自営アイリストのお役に立てたら嬉しいです^^
\出産入院で必要になるものを、こちらの記事で紹介しています/
